【SNS採用の成功事例 Vol.4】三和交通@TAXI会社👔

こんにちは!中小企業診断士の西村星彌(合同会社CLEMA)です。

「求人広告を出しても応募が来ない…」「若い人材がなかなか集まらない…」そんな悩みを抱えている中小企業の社長や担当者の方は多いのではないでしょうか。

いま注目されているのが、TikTokやInstagramを活用した SNS採用 です。

今回は、タクシー業界で異例の成功を収めている「三和交通」の事例をご紹介します。なぜ彼らがSNSで話題になり、採用成果につながったのか。その要因を分析しながら、御社が真似できるポイントを整理しました。

なぜ今「SNS採用」が中小企業で注目されているのか?

求人広告や合同説明会だけでは、若手人材に出会えない時代になりました。

Z世代の多くは、仕事探しの前にまずSNSで「企業の雰囲気」をチェックします。

大手企業の採用広報が先行するなか、中小企業にとっても「人となりが伝わる発信」は強力な武器です。

実際、SNS経由で応募してくる学生は「企業理解度が高い」ため定着率も良い傾向があります。

TikTokで若手人材を惹きつける三和交通の挑戦

三和交通は、タクシー業界という一見地味で古い印象のあるフィールドで、あえてTikTokに参入しました。

最初は「本当にやる意味あるの?」と社内でも疑問視されたそうですが、今やフォロワー数は数十万人規模。

動画を見た若手が説明会に参加するなど、採用チャネルとして確立されています。

ここには「誰もやっていない場所で勝負する」という戦略眼がありました。

踊る部長と課長代理?ユーモアで業界イメージを逆転

彼らの動画を一度でも見たことがある人なら、「踊る部長と課長代理」を思い出すでしょう。

スーツ姿の管理職が流行の音楽に合わせてキレッキレに踊る。

タクシー会社=堅い、というイメージを真逆にひっくり返しました。

この“ギャップ”が多くの若者の心を掴んだのです。採用広報は「真面目さ」だけでは届きません。

ユーモアや遊び心が、むしろ信頼を生む好例です。

毎日投稿が生む“期待感”とアルゴリズム効果

SNSは「継続こそ力」です。

三和交通はほぼ毎日投稿を続けています。

ファンにとっては「今日はどんな動画だろう?」と楽しみになり、TikTokのアルゴリズム的にも有利に働きます。

最初の数本でバズらなくても続けることで、徐々にフォロワーが増えていきました。

これはどんな中小企業にも真似できる大事なポイント。

「忙しいから」と止めてしまうのが一番もったいないのです。

コメント返信の積み重ねが採用ブランドを育てる理由

三和交通のアカウントを覗くと、コメント欄でのやり取りが温かいのも特徴です。

視聴者の反応に丁寧に返答し、ときには冗談で返すことも。

こうした小さな積み重ねが「親近感」につながり、企業ブランドを形づくります。

採用活動においても「応募する前から会社の雰囲気がわかる」ことは強み。

SNSは情報発信だけでなく、双方向のコミュニケーションの場だと気づかされます。

トレンド音楽&話題企画で「普通の会社」から脱却

TikTokは流行に敏感なユーザーが多い場です。

三和交通は人気の音楽やミームを積極的に取り入れています。

さらに、「心霊スポット巡礼タクシー」「SP風TAXI」といった奇抜な企画を実際の業務に絡めることで話題性を生みました。

普通の会社の「日常」をそのまま発信しても響きにくい。

少しの工夫と企画力で、日常をエンタメに変換できることを示しています。

採用成果:応募数・年齢層の変化が物語る効果

SNS採用の効果は数字にも現れています。

三和交通では新卒応募数が倍増し、社員の平均年齢も大幅に若返りました。

これまで高齢化が課題だったタクシー業界で、若手人材の流入を実現したのです。

単なる話題作りで終わらず、採用という本来の目的につながっている点は非常に重要。

SNS施策のROI(投資対効果)を示す好例といえるでしょう。

SNS採用は広告費ゼロでも勝負できる?三和交通の実例

採用広告には1本数十万円かかることもあります。

しかし三和交通のTikTokは、ほとんど社内リソースで制作。(※コンサルが入っている可能性は高いですが)

出演は自社社員、撮影もスマホ。

大きな予算をかけなくても結果を出せることを証明しました。

中小企業が「うちには予算がないから無理」と諦めるのは早計です。必要なのはお金よりも「継続」「アイデア」

「やらされ感ゼロ」の社員出演がもたらす信頼感

動画に出ている社員が「イヤイヤ出演している」雰囲気は一切ありません。

むしろ楽しんでいる様子が伝わるからこそ、視聴者は好感を持ちます。

採用活動においても「楽しそうに働いている人がいる会社」は強い。

人材が集まらない企業は、まず社内の雰囲気を見直すことも大切です。

SNS採用は、会社の空気感を映す“鏡”でもあるのです。

中小企業がSNS採用を始める前に押さえる3つの注意点

①最初からバズを狙わないこと。

②100投稿をまずは目指すこと。

③最低でも半年は続ける覚悟を持つこと。

この3つがSNS採用の前提条件です。

途中で止めてしまえば「中途半端な会社」という印象を与えるリスクもあります。

逆に、地道に続ければ小さな成果が積み重なり、必ず大きな波になります。

SNS運用代行を活用するメリットと選び方のコツ

「うちでは続けられそうにない…」と感じる企業は、SNS運用代行を活用するのも選択肢です。

ただし代行会社によって得意分野が異なるため、採用目的のSNS運用が得意な企業を選ぶことが重要です。

特に、中小企業診断士や社会保険労務士など、人材採用のプロフェッショナルにお願いすることが間違いないと言えます。

経営の知識が不足した単なる運用代行業者はお金の無駄遣いになるケースが多いです。

私は中小企業診断士として中小企業の社長と話す機会が多いのですが、詐欺まがいの業者は本当に多いと聞きます。

SNS運用を「丸投げ」ではなく、自社の想いやストーリーを一緒に作れるパートナーを選ぶことが、成功の分かれ道です。

あなたの会社も始めてみませんか?

三和交通の事例は「業界が地味だから」「予算がないから」と諦めていた中小企業にとって、大きなヒントになります。

SNS採用は特別な企業だけのものではなく、アイデアと継続があれば誰でも成果を出せる手法です。

あなたの会社でも、今すぐ第一歩を踏み出してみませんか?

👉 もし「自社でやるのは難しい」と感じたら、私たちCLEMAにご相談ください。SNS運用代行の豊富な実績を活かし、御社に最適な採用ブランディングを一緒に作り上げます。
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SNS採用は、始める企業が少ない、始めても途中で諦めてしまう中小企業がたくさんいます。
このブログでは今後も、「中小企業でもすぐ実践できるSNS採用の事例とノウハウ」をたっぷり紹介していきますのでぜひチェックしてくださいね!

採用に悩む企業さまは、ぜひ【リクレマ】のページもチェックしてみてください!
次回の記事もどうぞお楽しみに!