【クラウドワークスの思い出】中小企業診断士の補助金実務デビューはクラウドワークスがおすすめ

独立準備〜独立初期、そして副業勢へ。最短で“実務経験”をつけたいなら、クラウドワークスは最高の練習場です。
私は、会社員時代に副業として、事業再構築補助金の下請けや、アニメの感想ライティングなど色々やってみました。
なお、アニメの感想ライティングは結構がんばったのに報酬は100円でしたw
単価は安い。でも、実務経験を身につけるという意味ではクラウドワークスはおすすめです。
とくに補助金系は、計画申請→交付申請→実績報告→事業化状況報告まで“一周”やると、補助金に関する仕事の全景が一気に見えます。
2回目からはコスパ勝負で良いと思いますが、補助金未経験の場合は良い練習になると思います。

100円って…当時の物価でセブンのコーヒー1杯くらいやん…!

だねw
でも未経験の人でも“経験ができてお金が貰える”ってのがクラウドワークスの良さ。選び方とやり方次第で、経験値は複利で効いてくると思うよ。
今回は私の実体験をもとに、クラウドワークスを使ったキャリアアップについてお話していきます。
副業や独立・転職を考えている方はぜひ最後までお読みください!
Contents
クラウドワークスの思い出——100円の原稿から抜け道を見つけるまで
会社員時代の副業でクラウドワークスに登録。最初は“書けば終わる”タイプの案件に飛びついた。
早く終わるし、レビューもつく。
でも、次の案件の単価は上がらない。履歴に“感想文”が増えるだけで、武器にはならなかった。

じゃあ、どこで流れ変わったん?

補助金の下請けに触れたとき。計画書作成、交付申請、実績報告、事業化状況報告まで、とりあえず補助金業務の流れを一周やってみた。

うわ、難しい用語ばっかりでハードそう。

最初はね。でも“型”がある。補助金は発注者が型を示してくれるパターンが多いけど、やっていく内に自分の型を身につけていけばいい。型に沿って組み立てると、提案も納品も早くなる。

筋トレのフォームみたいな? 最初はしんどいけど、覚えたら回数いけるやつ。

そうだね。型を覚えた瞬間、同じ1時間の価値が跳ねた。
“感想を書く力”は次に繋がりにくい。
一方、補助金申請みたいな実務型は、本業や独立・転職にも応用できる。
1件目はハードだけど、2件目からは効率が上がっていく。
ここで初めて、時間と単価に“てこ”がかかった。

クラウドワークスってようトラブルもあるって聞くけど、その辺はどうやったん?

ある。
時給案件で時間管理が曖昧、これで揉めた。
会社でもよくあることかもしれないけど、「どこまでを業務時間に含めるか」の線引きが曖昧で、結局面倒だから1円も貰わずにフェードアウトした案件もあったね。

ヒエ〜…タダ働きかいな。
まあ揉めると面倒やしその揉めてる時間もコストやしなあ。
金額にもよるけどその判断正しかったかもな。
なんか受注前に見抜く方法あるんかいな?

個人的には一択で、「固定報酬」の案件を狙うこと。
あとは、“どこまでやるか”を徹底的に発注者と情報共有すればトラブル防止につながると思うよ。
もうひとつの落とし穴は発注者の質。
社名非公開・HPなし・個人名のみ——こういう案件は、要件がふわっとしがち。
社名公開×HPありの法人を選べば、トラブルリスクが劇的に下がる。
当たり外れを“3秒で見抜く”—固定報酬と発注者の透明性

さっきの続きやけど、“受注前に見抜く”コツ、もっと具体的に頼むわ。スクロールして3秒で分かるとか、ないん?

あるよ。
固定報酬/社名公開/HPあり。この3つがそろってたら“まず読んでいい案件”。どれか欠けてたら、慎重に。
画面を開いた瞬間にチェックするのは「お金の決め方」と「相手の素性」。
時給制は初心者にはおすすめしない。
固定報酬は“どこまでやるか”を先に決めやすいから、初心者に向いている。
相手は社名公開+HPありだと要件が明確化されやすく、「変な人」が少なく気持ちよく仕事ができる場合が多い。

“社名公開×HPあり”の何がそんなにええんや?

責任の線が見える。
会社概要、代表名、住所、採用情報、実績…“HPで確認できる事実”が多いほど、まともな発注者が多い。結果、揉めにくい。

ほな、時給の案件は全部アカン?

そんなことはない。やるならルールを書面に落とせる相手かどうかがカギ。
ただぁ!
未経験の場合「業務の全体像」が推測できていない場合が大半だから、ルールも何も理解していないよね。初心者は固定報酬がわかりやすくて良いと思うよ。
補助金申請業務の全体像——補助金申請業務は“一周”すれば覚えるし武器になる

補助金申請ってむずそうやし大変そうやん。最初の一本、どう通したん?

“終わり方”が決まってる仕事って思えば楽になるよ。
補助金は“提出物(様式)”と“期日”が最初から置いてある。
つまりゴールが明示されたラン。あとはそれに向かってスケジュール組んで実行するのみ。

なるほどな。ゴールが見えてると、走りやすい感じはするな。
補助金申請支援は、いろんなフェーズがある。
・計画書作成:中小企業診断士2次試験の応用編みたいな感じ。現状分析して、経営課題やリスク整理して、対応策考えて、補助金が必要な合理的な理由を説明して、実施スケジュール示すなど)
・交付申請:計画書が採択された次のステップ。見積書と相見積もり書を事務局に提出して安い方を採用するっていうステップ。事務局は厳しいので、宛名や日付の書き方など手引きに沿って細かくチェックする)
・実績報告:実際に支払った時の請求書と、銀行振込の履歴などを事務局に提出するフェーズ。勘違いしやすいのは「補助金を使って買った物を使って事業を行った実績」を報告するんじゃなくて、「実際に事業を行うために物を買った実績」を報告するイメージ。ややこしいよね。
・事業化状況報告:これがいわゆる「補助金を使って買った物を使って事業を行った実績」を報告するフェーズ。売上とかそれにかかる原価とかを整理し報告する。賃上げの要件を満たしているかどうかなどもこの時点で報告する。

めちゃくちゃざっくりだけど、「補助金申請業務」は上記の4フェーズにわけられるね。

はえ〜。やっぱり素人がやるには難しそうやなあ。
初心者が未経験でやるにはどこからやればええんや?

まずは第1フェーズの「計画書作成」だろうね。
ただぁ!
案件も多いけど、競合(経験者)も多いから、実績なしだと受注できない可能性も高いね。

なんやて!?
ほなワイみたいな未経験者はどうすればええんや?

方法としては、実績のために値下げ交渉とか無料で引き受けます!ってアピールするか、あとは補助金屋さんで修行するか…。
エントリーしないと何も始まらないから、まずはどんな形でも仕事をとりにいく「バイブス」が重要なんじゃないかな。
あとは「資格」を活かす小手先のテクニックもあるから次の章で説明するね。
未経験で補助金業務をGETする「裏技的」プロフィール設計

さっき“資格を活かす”言うてたな。
ワイ、プロフィールの書き方で毎回つまずくんやけど…最初の一行って、そんなに効くん?

めちゃ効く。クラウドワークスは“スクロール前の3行勝負”。
ここで“何者か/何ができるか/どこまでやったか”が一発で伝わると、通り道が開く。

“何者か”は、肩書きってこと?

そう。ここは“中小企業診断修得者(一次合格)”を先頭に置く。ちなみに合格してたらもちろん「中小企業診断士」とか「行政書士」をアピールしようね。
補助金・計画書まわりの発注者は、中小企業診断士や行政書士などの“有資格者”が欲しいから、入口の鍵になる。
で、肩書きだけやと弱いから、“補助金業務をわかってる感”を同じ行に並べる。

最初の一行、具体的に見せてや。

中小企業診断修得者/補助金申請(計画書作成→交付申請→実績報告→事業化状況報告)/レスポンスのスピード命で対応いたします!

なるほどなー!仮に未経験でも、「補助金業務の具体名」を書くだけでプロっぽい匂いするわ。

でしょ?w
ただぁ!!
経歴詐称はダメだから、発注者から補助金の経験を問われたら正直に「未経験」と答えること。
あと、「レスポンスのスピード」って資格がなくてもアピールできるポイントだし、実は発注者が結構重要視しているポイントなのでこれは絶対に入れたいね。

なるほどなー。
でも正味な話、「未経験」と答えたら「サヨウナラ」ちゃうか?

サヨウナラだったらそれはそれで次にいけばいい話。
食い下がる方法もあるっちゃあるけど。

なんやて!?どうすればええんや?

多分未経験を募集してないからマッチングしないんだろうけど、可能性に賭けて下記のように熱意アピールするのもありかもね。
補助金は実務未経験です。ただし、計画書申請→交付申請→実績報告→事業化状況報告など業務の流れと手引きの要点は把握しています。
初回はご提示いただいている料金の半額(または1円など無料)で対応させていただきたいのですが、いかがでしょうか?
ご検討のほど、何卒よろしくお願いいたします。

ほえ〜!確かに熱意は伝わるな。

うん。可能性は低いけど、上記の感じでとりあえず送っておいて、さっさと次を探すくらいの行動力が大事だね。
まとめ:少し考え、すぐ動く——“公募要領=説明書”さえ読めば怖くない

ここまで聞いたら興味は出てきたけど…正直、補助金やってみたいけどやっぱ不安やわ。

大丈夫。補助金のHPに「公募要領」っていう“説明書”がある。診断士を目指してるなら、公募要領くらい読み込める力はもうある。
試験と違って時間制限は自分で決めていいし。分からない用語は調べながら、一文ずつ丁寧に追えば必ず理解できる。あとはその通りにやるだけ。

説明書どおりに、型どおりに、か。

うん。最初の一本は“型の練習”。怖さは“未知”から来るけど、未知は要領を読むと“既知”に変わる。

よっしゃ。まず一本、固定報酬で取ってみるわ。まずは盛り盛りのプロフィール作成からやな!

だね!繰り返しだけど経歴詐称はダメだよw
ギリギリのラインで盛り盛りに作ってガンガン実績積んでいこう!
少し考え、すぐ動く!

保有資格:中小企業診断士(国内唯一の経営コンサルティングの国家資格)
合同会社CLEMA 代表
大手レコード会社、日本酒メーカー、経営コンサルティング会社を経て合同会社CLEMAを設立。SNS採用、SNS集客を中心に中小企業の支援している。公的機関でのコーディネーターも行っており、年間300社以上の中小企業の相談対応を行っている。


