「採用計画」の重要性~なんとなく採用活動していませんか?
気がついたら、毎年おなじ流れで採用していませんか?
・忙しくなってきた
・人が足りない
・「そろそろ採用せなあかんな」
・とりあえず求人媒体に掲載を申し込む
気持ちは分かります。現場は常にパンパンだし、ゆっくり「採用計画」を立てている余裕なんてない。
その結果、
・何人欲しいのか
・いつまでに必要なのか
・どのポジションに入れるのか
・いくらまでなら採用費をかけていいのか
ここがふわっとしたまま、なんとなく採用活動がスタートする会社はかなり多いです。

なあお前さん。正直に言うとやな。
うちの会社の採用、だいたい『忙しなってきたし、そろそろ人ほしいな』で始まるねん。
採用計画なんて、ちゃんと作ったこと一回もないで。

そのパターン、めちゃくちゃ聞くよ。
採用って本当は『投資』なのに、計画なしで走り出すと、
あとから『結局いくら使ったのか』『何が良かったのか悪かったのか』が分からなくなるんだよね。

採用単価とかも、計算したことないなぁ…。
エージェントはんからの請求書見て『高ない?』って言うだけで終わってるわ。
採用がうまくいっている会社と、いつもバタバタしている会社。
両者の差は、いきなり「求人を出すかどうか」ではありません。
手前側に「採用計画」があるかどうか。
ここで、かなり勝負がついてしまいます。
このブログでは、
・採用計画を立てずに走り出すと、どんな落とし穴にはまりやすいのか
・採用計画を作るときの「STEP1〜4」の考え方
・「認知」「興味」のフェーズを強化するために、なぜ今SNS採用が外せないのか
を、チャン丸とニシムラくんの掛け合いで整理していきます。
特に、地方の中小企業や、知名度がまだ高くない会社の場合、
そもそも「認知」や「興味」が足りていないケースがほとんどです。
このあとの章では、
・STEP1:採用の目標・目的を「5W2H」で明確にする
・STEP2:採用活動のKPIを決め、スケジュールに落とし込む
・STEP3:目標人数から「年間採用費用」と採用単価を算出する
・STEP4:求職者の行動プロセスを「認知・興味・応募・選考・内定・入社」に分解する
という流れで、順番に掘り下げていきます。
Contents
「なんとなく採用」が招く地獄 採用計画がない会社で起きていること
採用がバタつく会社の話を聞くと、だいたい似たパターンがあります。
・「忙しくなってきたから採用しよう」でいきなり求人を出す
・前年と同じ媒体、同じ原稿で「とりあえず様子見」
・応募が来なかったら、追加で別媒体に出して「気づいたら予算オーバー」
・なんとか採用できたものの、配属先がふわっとしていてミスマッチ
・早期離職が出ても、「しょうがないよね」で終わる
どこかで聞いたことがある流れではないでしょうか。

耳が痛いな…。
うち、ほぼそのチェックリスト全部当てはまってる気がするわ。
・何人採りたいか
・いつまでに必要か
・どの部署に入れるか
ぜんぶ『なんとなく』でやってきたもん。

そういう会社、多いよ。
採用って本当は『何人・いつまでに・どこの戦力を増やすか』っていう投資の話なのに、
計画がないと『その場しのぎの人集め』になりやすいんだよね。

しかも、採用費も
「今年はこれくらいかかったっぽいね」
くらいの雑な振り返りしかしてへんわ。
採用単価って言葉、知ってるけど、ちゃんと計算したことない。

採用単価が見えていないと、
・どの媒体が効いているのか
・人材紹介にどこまで頼るべきか
・SNS採用にどれくらいシフトすべきか
みたいな判断が全部『感覚まかせ』になるからね。
採用計画がないと、現場では3つの「地獄」が起こりやすくなります。
「欲しいときに人がいない」地獄
忙しくなってから慌てて求人を出すと、どうしても後手に回ります。
・求人公開から応募が来るまで
・選考から内定まで
・内定から入社まで
それぞれにタイムラグがあるのに、「今足りないから今すぐ欲しい」になってしまう。
結果的に、
・本当はじっくり見たかったのに「とりあえず採るか」で決めてしまう
・良い人が応募してきても、余裕がなくて選考が雑になる
ということが起きがちです。
「採用コストがじわじわ膨らむ」地獄
計画がないと、採用費もふわっとしたまま増えます。
・とりあえず大手求人媒体に出す
・反応が悪いので、別の媒体も追加する
・それでも来ないので、人材紹介会社にも声をかける
気づいたら、年間でかなりの金額になっているのに、
・一人あたりいくらかかったのか
・どの経路から何人入社しているのか
ここが見えない。
採用単価の基本は「採用単価=採用コスト÷採用人数」ですが、
計画がないと、そもそも「採用コスト」を集計していない会社も多いです。
「ミスマッチと早期離職が増える」地獄
採用計画がないと、誰を採りたいのかが曖昧なまま選考が進みます。
・「とりあえず元気があって素直ならOK」
・「いい子そうだったし、まあ大丈夫でしょう」
こんな基準で採ると、入社後に
・現場から「思ってたのと違う」と言われる
・本人も「聞いていた仕事内容と違う」と感じる
・数か月〜1年で離職してしまう
というパターンになりやすいです。

『いい人やし、とりあえず採っとこ』採用は、うちもやりがちやな…。
面接のときに、そもそも『どんな人を採りたいか』を言語化してないから、
その場の雰囲気で決めてまう。

だから最初に
『どの職種を、いつまでに、どの勤務地や部門に、どのような人物を、どういう理由で、どのように採用・配置するか、いくらの予算で』
っていうところを、5W2Hで固めておく必要があるんだよね。
これがふわっとしていると、
・求人票の内容
・面接での質問
・内定後のフォロー
全部がふわっとしてしまう。
ここまで整理すると、採用計画がない状態は、
・人が欲しいタイミングと、採れるタイミングがズレる
・採用コストが読めず、採用単価も分からない
・誰を採りたいのか曖昧で、ミスマッチと早期離職が増える
という、なかなかハードな状態です。
逆に言えば、
・「何人・いつまでに・どんな人を・いくらで採るか」を最初に決める
・そのうえでKPIやスケジュール、採用単価、求職者の行動プロセスを組み立てる
ここさえ押さえてしまえば、採用はだいぶ「再現しやすい投資」に近づいていきます。
次の第2章では、最初の一歩である
「STEP1 採用の目標・目的を5W2Hで言語化する」
について、チャン丸とニシムラくんと一緒に具体的に見ていきます。
採用計画STEP1:「5W2H」で採用のゴールをはっきりさせる
採用計画のいちばん最初の一歩は、かんたんに言うと「ゴール設定」です。
・誰を
・いつまでに
・どこのポジションに
・どんな理由で迎えるのか
この辺がフワッとしていると、あとでどれだけ頑張っても採用はブレます。
そこで使いやすいのが、あなたのメモにもあった「5W2H」です。
採用の場面にそのまま当てはめると、
「どの職種を、いつまでに、どの勤務地や部門に、どのような人物を、どういう理由で、どのように採用・配置するか、いくらの予算で(How much)」
この一文を、ちゃんと埋め切れるかどうかがポイントになります。

いや正直な、採用のゴールなんて
『ええ人来てくれたらラッキー』
ぐらいで考えてたわ。
『どの職種を、いつまでに、どの勤務地や部門に、どのような人物を、どういう理由で、どのように採用・配置するか、いくらの予算で』
ここまで書き出したことは一回もないな。

その感覚も分かるんだけど、そこを言語化しないまま求人を出すと、
・求人票の内容がふんわりする
・面接で何を見ればいいか分からない
・内定を出す基準もあいまい
っていう連鎖が起きやすいんだよね。

たしかに。
「なんか良さそうやし、採っとこか」
で決めた人材ほど、あとでミスマッチ出たりするねん…。

だからまずは、採用計画のSTEP1として、
5W2Hを一つずつ埋めていくところから始めてほしいんだよね。
採用版「5W2H」を一つずつ分解してみる
さっきの一文を、採用の現場で使いやすい形にバラすと、こんな感じになります。
・どの職種を(What:営業職なのか、事務職なのか、店舗スタッフなのか)
・いつまでに(When:来期スタートまでにか、半年以内か)
・どの勤務地や部門に(Where:福井本社か、東京支店か、店舗か)
・どのような人物を(Who:経験年数、スキル、性格、人柄など)
・どういう理由で(Why:売上拡大のためか、組織の若返りか、新事業の立ち上げか)
・どのように採用・配置するか(How:新卒か中途か、SNSか求人媒体か、人材紹介か)
・いくらの予算で(How much:一人あたりの採用単価、年間の採用費の目安)

こうやって並べられると、
『あ、半分ぐらいノリでやってたな』
ってバレるな…。
特に「どういう理由で」とか「どのように採用・配置するか」は、ちゃんと考えたことないかも。

採用の場面でよくあるのが、
『営業が足りないから、とりあえず営業の人を採ろう』
で止まっているケースなんだよね。
本当は、
・新規開拓ができる営業が欲しいのか
・既存顧客のフォローが得意なタイプが欲しいのか
・マネジメント候補が欲しいのか
まで決めておかないと、面接で見るポイントが変わってくる。

たしかに。
新規開拓が得意なゴリゴリのキャラを採っといて、実際の仕事が既存フォロー中心やったら、ミスマッチ起きるわな。
抽象的な話だけだとイメージしづらいので、少し具体的な例も出しておきます。
たとえば、こんな感じです。
「法人向け営業職を、来年3月末までに、東京本社のBtoB営業部に、既存顧客のフォローが得意な20〜30代の中途人材を、担当者の高齢化による世代交代と顧客接点の強化のために、SNS採用と求人媒体を組み合わせて採用し、まずは1年間はプレイヤーとして配置する。年間の採用予算は150万円まで。」
ここまで書けると、
・求人票でどんな仕事内容・キャリアパスを書くべきか
・どの媒体やSNSを使うのが良さそうか
・面接でどんな経験や価値観を深掘りするか
が、かなり見えやすくなります。

おお…急にちゃんとした会社っぽくなったな。
ここまで言語化できてたら、求人広告の担当さんに渡す内容も、だいぶ変わるわ。

そうなんだよね。
求人媒体の担当者も、情報がふわっとしたままだと、
『とりあえず一般的な営業職募集のテンプレ』
で書くしかない。
逆に、5W2Hがはっきりしていたら、
『御社の場合は、こういう訴求が刺さりそうです』
って、向こうからも提案しやすくなる。

たしかに。
新規開拓が得意なゴリゴリのキャラを採っといて、実際の仕事が既存フォロー中心やったら、ミスマッチ起きるわな。
採用計画STEP2:採用活動のKPIを決めて、カレンダーに落とす
STEP1で「どの職種を、いつまでに、どこに、どんな人を、いくらの予算で」採るかが見えてきました。
次はそれを「日々の動き」にまで落としていきます。
採用って、目標人数だけ決めても前に進みません。
間に
・何件の応募が必要なのか
・そのために、いつ、どんなアクションを打つのか
という「KPI」と「スケジュール」が必要です。

正直、採用の数字って
「今年は新卒3人、中途2人くらい欲しいな」
ぐらいで止まってるわ。
・何件応募が必要か
・面接を何回やるのか
・どの月にどれくらい動くのか
そこまで分解したことはないな。

採用って、売上目標と同じで
『ゴールの数字』と『途中の数字』の両方がないと動きにくいんだよね。
例えば、採用のKPIだと
・月ごとの応募数
・説明会や会社見学の実施回数
・書類通過率、一次面接通過率、内定承諾率
このあたりを決めておくと、だいぶ進め方が変わってくる。

応募ゼロの月が続いてから慌てるの、完全にうちのパターンやな…。
先に「何件応募が欲しいか」を決めておいたら、対策も打ちやすそうや。
採用の「途中の数字」をざっくり設計する
例えば、こんな条件だとします。
・来年度の春までに営業職を2人採用したい
・内定承諾率はだいたい50%
・最終面接まで来るのは、応募者の20%くらい
このケースだと、必要な応募数はざっくり
「2人 ÷ 0.5 ÷ 0.2 = 20人前後」
になります。
・2人採りたい
・内定承諾率50%なら、内定は4人
・最終まで来るのが応募者の20%なら、応募は20人必要
というイメージです。

2人採るのに、20人応募が要る計算か。
言われてみたら当たり前なんやけど、
ちゃんと数字にしたことなかったわ。

ここが見えてくると、
・年間で20人の応募が欲しい
・1年で20人なら、1か月あたり1〜2人の応募ペースが必要
ってところまで落とし込める。
応募がゼロの月が2か月続いたら、
『このままじゃ計画未達だな』
って早めに気づける。

たしかに。
感覚だけでやってると、気づいたときには
「もう年度末やん…」
ってなってまうからな。
カレンダーに落ちていない目標は、ほぼ動かない
「年間で20人の応募が欲しい」と決めたら、次はカレンダーです。
・どの月に求人を強めるか
・インターンや説明会をいつ入れるか
・SNSでの発信をどのタイミングで増やすか
これを事業の繁忙期と合わせて調整します。

ウチ、事業が忙しい時期と採用活動がガッツリかぶってて、
毎年バタバタしてるわ。
繁忙期に面接ねじ込んで、結局ちゃんと見れなかったパターン多い。

そこは、採用カレンダーを作るだけでも変わるよ。
例えば
・4〜6月 インターンや会社見学で「認知」を増やす
・7〜9月 本選考スタート、説明会や個別面談を集中的に実施
・10〜12月 内定者フォローと、足りない場合の追加募集
・1〜3月 入社準備と次年度の採用計画づくり
みたいに、ざっくり一年の流れを決めておく。

先に流れを決めておいたら、
「なんか忙しいのに採用も来た」
じゃなくて、
「この時期は採用を優先する」
って心づもりもできるな。
採用KPIは「細かくしすぎない」のもポイント
KPIという言葉を聞くと、細かい数字をたくさん並べたくなります。
ただ、中小企業の採用でいきなりそれをやると、管理が追いつきません。
最初は、三つか四つにしぼっておくと動きやすくなります。
・年間の採用人数(ゴール)
・年間の応募数、月ごとの応募数
・書類通過率、一次面接通過率
・内定承諾率
ここだけでも、かなり違います。

KPIって聞くと、
『ダッシュボード作って、グラフ出して…』
みたいな大げさなイメージあったけど、
・年間何人採りたいか
・年間何人応募が必要か
・そのために月何人必要か
この三つだけでも、だいぶ違う気がしてきた。

そうそう。
最初から完璧な管理を目指すと、途中で嫌になるからね。
採用KPIも
『最低限これだけは追いかけよう』
って数字を決めておけば十分。
そのうえで、余裕が出てきたら
・媒体別の応募数
・SNS経由の応募数
・紹介経由の応募数
みたいな細かい数字も足していけばいい。
STEP2でやることは、まとめると二つです。
・採用人数から逆算して、「応募数」などのKPIを決める
・KPIを「いつ・何をやるか」という採用カレンダーに落とす
ここまでできると、採用が「行き当たりばったり」から
「年間スケジュールにもとづいたプロジェクト」に変わっていきます。
次の第4章では、さらに一歩進んで
「STEP3 目標とする採用人数から、採用費用を算出する」
というテーマを扱います。
「年間採用費用=年間採用人数×採用単価」の考え方をベースに、
どこまでお金をかけていいのかを決めるパートです。
採用計画STEP3:採用人数から「年間採用費用」と採用単価を出してみる
ここまでで
・何人採りたいか(ゴール)
・そのために、年間・月間でどれくらい応募が必要か(KPI)
までは見えてきました。
次の一手は、「お金」です。
採用は「タダでできる集客」ではなく「ちゃんとした投資」です。
だからこそ
・年間でいくらまで採用費を使っていいのか
・その結果、一人あたりいくらで採れているのか
ここを数字にしておかないと、毎年「なんとなく高い気がする…」で終わります。

採用費の話か…。
正直、求人広告と人材紹介の請求書を見て
「うわ、高っ」
って言うだけで終わってるわ。

そこを一歩進めて
「年間採用費用=年間採用人数×採用単価」
ってところまで決めておくと、だいぶスッキリするよ。
ざっくりでいいから
・今年は何人採る予定か
・一人あたり、いくらまでなら出していいか
これを決めておくイメージ。
「年間採用費用=年間採用人数×採用単価」のシンプルな考え方
採用の世界では、よく「採用単価」という言葉を使います。
一人採るのに、平均いくらかかったか、という指標です。
式はシンプルで、
「採用単価 = 採用コスト ÷ 採用人数」
採用コストには、
・求人広告費
・人材紹介の成功報酬
・説明会やイベントの会場費
・スカウトツールの利用料
・採用に関わる外注費
などが入ります。

そもそも採用単価って聞くと、
「大企業が見る数字ちゃうん?」
って思ってたけど、中小も見たほうがええんやな。

むしろ中小こそ見たほうがいいよ。
人材紹介を使うと、一人あたり年収の3割前後がフィーになることも多いし、
求人広告も、出し方によっては数十万円はすぐ飛ぶからね。
それを全部足して、何人入社したかで割るだけでも、
「うちの会社の採用単価」が見えてくる。
ざっくり計算してみると…
イメージしやすいように、ざっくり例を出します。
・今年の採用コストの合計が120万円だった
(求人広告80万円、人材紹介40万円など)
・結果として、3人採用できた
この場合、
・採用単価 = 120万円 ÷ 3人 = 1人あたり40万円
・年間採用費用 = 120万円
ということになります。

うわ、数字にすると生々しいな…。
1人40万円か。
『なんとなく高いなぁ』で終わらせずに、
ちゃんと1人あたりの金額で見ると、考え方変わりそうや。

この数字が分かると、
・人材紹介に丸投げすべきか
・求人広告を工夫して母数を増やすべきか
・SNS採用で中長期的に「認知」と「興味」を貯める比率を増やすか
みたいな戦略も立てやすくなるよ。
「いくらまでなら出していいか」を決めておく
採用単価は、「今いくらかかっているか」を知る指標です。
一方で、採用計画の中では
「一人あたり、いくらまでならかけていいか」
も決めておく必要があります。
たとえば、
・そのポジションの年収が400万円前後
・3年は活躍してほしい
という前提なら、
・採用にかけられるコストは、年収の○割まで
・3年間で会社にもたらしてくれる粗利のイメージ
をざっくり置いておくだけでも、
「このポジションに50万円かけるのはアリか、ナシか」
の判断がしやすくなります。

たしかに、
『この人が3年いてくれたら、これくらい売上・利益を作ってくれそうやな』
ってイメージがあれば、採用費にかけてもいい上限も見えてくるな。

そうそう。
採用費をケチりすぎて誰も来ないのも困るし、
かけすぎて赤字になっても意味がない。
だから
「このポジションなら、一人あたり○万円まで」
って目安を先に決めておく。
媒体に丸投げしないために「内訳」をざっくり分ける
年間採用費用を決めたら、次はその内訳です。
たとえば、年間の採用予算を「120万円」にしたとします。
そのうち、
・求人広告に60万円
・人材紹介に30万円
・SNS採用や自社サイトのコンテンツに30万円
というふうに、配分をざっくり決めておきます。

今まで、全部『求人広告』と『紹介会社』に突っ込んでたわ。
SNSとか自社の採用ページに、ちゃんと予算を割いたことないかも。

中小企業あるあるだね。
広告や紹介にだけ頼ると、短期的にしか効果が続かないから、
毎年おなじだけお金を払う構造から抜けにくい。
一部を「認知」と「興味」を貯めるSNS採用に回しておくと、
中長期的に採用単価を下げていける可能性がある。
採用計画STEP4:採用ファネル「認知・興味・応募・選考・内定・入社」を分解する
ここまでで
・何人採りたいか(ゴール)
・どれくらいの応募数や面接数が必要か(KPI)
・どこまで採用費を使えるか(予算)
まではざっくり見えてきました。
ここからは、求職者の動きを「採用ファネル」で分解していきます。
採用マーケティングの世界では、求職者の行動を
「認知 → 興味 → 応募 → 選考 → 内定 → 入社」
のように段階に分けて考えるのが一般的になっています。

たしかに言われてみたら、求職者側から見たらそんな流れやな。
会社知って、気になって、応募して、面接受けて、内定もらって、入社する。
でもウチは『応募以降』しか見てへんかも。
『応募来たか、来てへんか』だけ。

そういう会社、多いよ。
応募の前の「認知」と「興味」がスカスカのまま、
求人広告だけ出して『来ないなあ』って悩んでるパターン。

地方の会社とか、まさにそれやな…。
学生さんから見たら「そもそも会社名すら知らん」って状態やろうし。
6つのフェーズをざっくり整理してみる
採用ファネルの中身を、いったんざっくり言葉にしておきます。
・認知
会社の存在を「知ってもらう」段階
・興味
「ちょっと気になる」「もう少し見てみたい」と思ってもらう段階
・応募
実際にエントリーや問い合わせをしてもらう段階
・選考
書類・面接などでお互いを知り合う段階
・内定
会社側がオファーを出し、候補者がどうするか検討している段階
・入社
実際に入社して、一緒に働き始める段階

こうやって並べたら分かりやすいな。
でも現場で数字見てるのは、だいたい『応募』以降だけや。

そこなんだよね。
採用担当の感覚としては
「応募が少ない=媒体が悪い」
ってなりがちなんだけど、
実際には
・そもそも会社を知ってもらえていない(認知不足)
・知ってもらえてはいるけど、「なんかよく分からん会社」で止まってる(興味不足)
というケースがかなり多い。
地方企業の「最大の穴」は、だいたい認知と興味
全国向けの知名度がある大企業と違って、地方の中小企業は
・会社名を聞いてもピンとこない
・どんな人が働いているかイメージが湧かない
というスタートラインからの勝負になります。
求人サイトや合同説明会だけに頼っていると、
・求人票を開いてくれる人の母数がそもそも少ない
・開いてくれても「写真も情報も薄くて、スルーされる」
といったことが起きやすいです。
採用ファネルの図でいえば、「認知」と「興味」の段階で、すでにごっそり落ちているイメージです。

たしかに、求人媒体に出しても
「その会社名、初めて見たわ」
って候補者からしたら、クリックすらしてもらえへんよな。
有名企業と同じ土俵で並んでたら、そら負けるわ。

だから、地方の中小企業こそ、
「認知」と「興味」のところに、ちゃんと手を打つ必要がある。
そこで相性がいいのが、SNSを使った採用広報なんだよね。
動画や投稿で「どんな人がどんな空気で働いてるか」を、事前に見せておくイメージ。
フェーズごとに「見る数字」と「やること」を決める
少し現場寄りに落としこんでいきます。
6つのフェーズごとに、ざっくり「見る数字」と「やること」を整理するとこんな感じです。
・認知
見る数字:採用サイトのPV数、SNSのフォロワー数、動画のインプレッションなど
やること:SNS発信、オウンドメディア、合同説明会、地域イベントへの参加 など
・興味
見る数字:プロフィールの詳細閲覧数、動画の完視聴率、会社説明会の申込数
やること:社員インタビュー、1日密着動画、社内のリアルな写真・ストーリー発信
・応募
見る数字:応募数、募集ページのCVR(閲覧→応募の割合)
やること:応募フォームの見直し、応募ボタン位置の改善、応募ハードルを下げる工夫
・選考
見る数字:書類通過率、一次面接通過率、面接辞退率
やること:選考フローの整理、フィードバックの質向上、面接日程調整のスピードアップ
・内定
見る数字:内定承諾率、内定辞退の理由
やること:内定者フォロー、社内見学、社員とのカジュアル面談
・入社
見る数字:入社率、3か月〜1年以内の離職率
やること:オンボーディングプログラム、メンター制度、定期面談

こうやって見ると、
「応募」以降だけ頑張ってもしゃあないな、ってのが分かるな…。
そもそも『認知』『興味』の母数が少ない状態で
「応募が少ない」って悩んでても、当然っちゃ当然や。

だから、採用計画では
・認知
・興味
・応募
の三つをセットで見てほしいんだよね。
特に地方企業の場合は、最初の二つが穴になっていることが多い。
「認知」と「興味」のところをSNSで埋める、という発想
採用ファネルの上の方、つまり「認知」と「興味」のゾーンは、SNSとかなり相性が良いです。
採用マーケティングの事例でも、ファネルの上流では
・SNS
・動画コンテンツ
・自社ブログや採用オウンドメディア
を使って「会社の存在」と「雰囲気」を伝えることが推奨されています。
「リクレマ」も、まさにこの上流部分を強くするためのサービスです。
「中小企業が選ばれる会社になるためのSNS採用」をコンセプトに、
1社ごとに採用設計〜台本〜撮影〜運用までを一緒に組み立てていきます。

たしかに、求人票だけ見ても、
「どんな人が働いてるか」「どんな空気か」までは伝わらんもんな。
SNSで「中で働いてる人の顔」とか「仕事のリアル」が見えたら、
『ちょっと気になるな』ってとこまでは行きやすそうや。

そうそう。
リクレマの事例でも、タクシー会社とか、地元企業とか、
一見地味に見える業種でも、SNS採用で
・フォロワーが増える
・「働きたいです」のDMが届く
・説明会に来てくれる人の温度感が上がる
みたいな変化が出てきている。

『業界が地味やから』『地方やから』ってあきらめてた会社でも、
ちゃんと「認知」と「興味」を設計すれば、手はあるってことやな。
まとめ:「なんとなく採用」から卒業するために
ここまで
・STEP1 5W2Hで「誰を・いつまでに・どこに・どんな理由で」採るかを言語化する
・STEP2 目標人数から逆算して、KPIと採用カレンダーを作る
・STEP3 「年間採用費用=年間採用人数×採用単価」で予算の上限と内訳を決める
・STEP4 「認知・興味・応募・選考・内定・入社」の採用ファネルで弱点を見つける
という流れで、「採用計画」の全体像をざっくり組み立ててきました。
一言でまとめると、
「なんとなく求人を出す」から
「計画に沿って採用という投資をデザインする」
ところに、少しギアを上げていこうという話でした。

いやぁ、振り返ってみたらウチの採用、
ほぼ全部『なんとなく』でやってたな…。
・何人採るかは、その年のノリ
・採用費は、請求書来てからビビる
・応募が少なかったら、とりあえず媒体増やす
そら毎年バタバタするわけや。

でも、そこに気づけた時点でだいぶ前進してるよ。
・5W2Hでゴールを決める
・KPIとカレンダーで動きを決める
・採用単価と予算でお金の枠を決める
・採用ファネルで「どこが詰まっているか」を見る
ここまでやれば、採用はだいぶ「再現性のある仕事」に近づいていくからね。

あとは実際にやるだけ、か。
特に、地方の中小企業や、知名度がまだ高くない会社にとっては、
・採用単価も
・採用KPIも
・採用ファネルも
ぜんぶ大事ですが、最大のボトルネックになりやすいのが
「認知」と「興味」のゾーンです。
・会社を知られていない
・知ってもらっても、どんな人が働いているかイメージできない
この状態で、求人サイトの中だけで戦うのは、かなりハードモードです。
SNS採用設計サービス「リクレマ」は、まさに
「認知」と「興味」のゾーンを強くするためのメニューです。
・どんな人材を採りたいか(5W2H)
・どのフェーズが弱いか(採用ファネル)
・どのSNSで戦うのが現実的か
ここまでを一緒に整理したうえで、
・採用コンセプトづくり
・台本・投稿ネタの設計
・撮影・編集のディレクション
・運用・改善のサポート
までをトータルで伴走するサービスです。


要するに、
「採用計画」と「SNS採用」をセットで考えてくれる外部パートナー、って感じやな。

そうだね。
・これから本気で採用を整えたい中小企業
・求人媒体だけに頼る形から、少しずつ脱却したい会社
・「うちみたいな業種でもSNS採用ってアリなん?」と感じている地方企業
には、特に相性がいいと思う。
上記リンクから、問い合わせ待ってるよ〜

保有資格:中小企業診断士(国内唯一の経営コンサルティングの国家資格)
合同会社CLEMA 代表
大手レコード会社、日本酒メーカー、経営コンサルティング会社を経て合同会社CLEMAを設立。SNS採用、SNS集客を中心に中小企業の支援している。公的機関でのコーディネーターも行っており、年間300社以上の中小企業の相談対応を行っている。

